教会の庭の梅が咲きました
横浜永谷キリスト教会の庭にある梅の木は、ここに会堂が建つ前から植わっていたものです。昨年七月、私が牧師として赴任してきた時にはすでに梅の季節が終わっていたため、梅の花を見ることはできませんでした。しかし、今朝教会に来た時には梅の花が枝という枝に綺麗に咲き誇っていました。
これまでは教会の庭にある梅の木は、老木で枯れ木のような存在でしたので、これほど見事に梅の花が咲き誇ることは想像できませんでした。そこで早速カメラを持ち出し撮影したのが、今回アップした写真です。
ふと、弘前に住んでいたときに見た弘前公園の桜の木を思い出しました。一般的に、ソメイヨシノは樹齢が60年ほどであると見なされていますが、弘前公園の桜は樹齢百年を超えるものも三百本以上も植えられています。ほとんどが老木なのですが、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられたことがある弘前公園の樹木医であった小林勝さんは、「老木こそ美しい」というコンセプトのもとに桜を手入れをし、毎年見事な桜の花を咲かせていました。
私は、「老木なのに美しい」ではなく、「老木こそ美しい」という小林勝さんの言葉が大好きです。
枯れ木にも見える古木が、毎年春になると美しい花を咲かせると、若い木の枝に咲く花とは違う、別の美しさを感じさせるからです。横浜永谷キリスト教会の庭に植えられている老木の梅の木も、これからも美しい花びらを咲かせ続けてほしいと願っています。
「今日の聖書」雅歌 2章11〜12節
ご覧、冬は去り、 雨も過ぎて行ったから。
地には花が咲き乱れ、 刈り入れの季節がやって来て、 山鳩の声が、私たちの国中に聞こえる。
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